家庭用無煙ロースターで圧倒的な人気があるザイグル。世界でのシリーズ累計販売台数は、2020年の時点で既に600万台を突破しました。シリーズの中でも特に人気だったのが、元祖モデルの「ザイグルグリル(NC-300)」で、60万台以上売れたそうです。
当ページは、ザイグルグリルとその上位モデルのザイグルプラスとの違いを比較していますが、残念ながらザイグルグリルは正規販売元での販売が終了しました。まだ在庫分または中古品を販売しているショップがあるので、購入を検討している人向けに当ページを残してあります。
スペックとセット内容の違い
ザイグルプラスはザイグルグリルの上位モデル。深く考えたくなければザイグルプラスを選ぶのが無難ですが、その分価格も高くなります。
ザイグルグリルとザイグルプラスの違いを比較して、価格差の価値を感じたかどうかで買う方を決めてはいかがでしょうか。
個人的な意見ですが、「調理できる素材の幅を広くしたい」「使用上のストレスをなくしたい」という人にはザイグルプラスをおすすめします。
ザイグルグリルのスペックとセット内容
ザイグルプラス | ザイグルグリル | |
---|---|---|
目安価格 | 25,000円(税込) | 20,000円(税込) |
カラー | レッド | レッド/ブラック |
直径 | 約40cm 突起部除外 | 約40cm 突起部除外 |
高さ | 27.5~35.3cm 高さ調節可能 | 27~34.5cm 高さ調節可能 |
重量 | 約3.7kg プレート込み | 約3.5kg プレート込み |
電源コード | 3m | 1.5m |
電源 | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz |
定格出力 | 1200W | 1200W |
電気代目安 ※1 | 約32.4円/時間 | 約32.4円/時間 |
セット内容 ※2 | 本体 2分割プレート 2分割フラットプレート 油受け皿 取扱説明書 料理マニュアル 専用カバー 通電確認ランプ搭載 | 本体 2分割プレート 油受け皿 取扱説明書 料理マニュアル 専用カバー |
※1 電気料金目安単価1Kwhあたり27円にて計算
※2 正規販売店以外はセット内容が不足している場合があるので注意
【比較】ザイグルプラスのデメリット
- 重量がわずかに重い
- 価格が高い
重量の差は200g程度なので無視していいレベルの違いです。販売価格はショップによって異なりますが、約5,000円の価値を次に紹介するメリットに感じられるかどうかです。
【比較】ザイグルプラスのメリット
- フラットプレートがついている
- 電源コードが長い(2倍)
- 温度ダイヤルに通電確認ランプ搭載
- プレートまでの高さが高い
- 油受け皿が大きい
ザイグルプラスの1番のメリットはフラットプレートが付いている点。他のメリットは、ザイグルの使い勝手を改良した箇所です。
ザイグルグリルとザイグルプラスで、焼く能力や美味しさ、電気代に違いはありません。
1.フラットプレートとは?
標準プレートには油を流すための溝と、中央に穴があいています。プレート上の油を排出することが煙の発生や焼肉臭を防ぐポイント。ザイグルの肝になるパーツです。
フラットプレートは溝も穴もありません。卵料理や炒飯、麻婆茄子のような流れやすい食材用のプレートだからです。つまり、調理できる食材の幅が広がるプレートが付属しているということです。
ザイグルグリルにも別売りのフラットプレートがありますが、購入できるのはハーフ(片面)サイズのみです。2枚持っていても繋げては使えません。価格は安い時で約2,000円、通常だと送料込みで約5,000円です。
個人的には、フラットプレートの違いだけでも、ザイグルプラスを選ぶ理由になると思います。
2.電源コードが長い
ザイグルの電源コードは1.5m、ザイグルプラスは3mです。1.5mでは短いという不満が出ていたので、プラスで改善されたようです。
電源コードはコンセント直結が推奨ですが、届かない場合は延長コードを使うしかありません。1200W以上の延長コードが必要です。容量オーバーにならないように、他の電化製品と同時に使用しないようにしましょう。延長コードは自己責任でご利用ください。
3.温度ダイヤルの通電確認ランプ
ザイグルには通電表示がないので、電源が点いているかどうか分からないという欠点がありました。
ザイグルプラスは温度ダイヤルのところに通電ランプを搭載し、通電状態を見た目で判断できるようになっています。
4.プレートまでの高さが高い
写真のとおり、床からプレートまでの高さが違います。
熱を発する調理家電はどうしても使用中に本体周りが熱くなるという欠点があります。特にザイグルシリーズは上部にヒーターがあるので、本体の周囲約20cmほどが熱くなります。
※火傷のような危険な熱さではありません。
テーブルとヒーターまでの距離が長くなった分、テーブルの熱さが若干ですが和らぎます。
5.油受けトレーが大きい
プレートから落ちた油は、本体にセットした油受けトレーに溜まっていきます。ザイグルプラスの油受けトレーの方が大きいので、脂の多い食材を調理する時に便利です。
ザイグルとザイグルプラスの違いのまとめ
ザイグルとザイグルプラスの違いを紹介してきました。
ザイグルの不満点を改良したザイグルプラスの方が使いやすさは上です。
肉や魚を焼くだけに買う(フラットプレートの出番なし)。価格が安い方を選びたい。
使用に関してのストレスを少なくしたい。肉や魚以外に卵や米、流動的な食材の調理にもザイグルを使いたい。
自宅焼肉で起きるストレスを激減させたのがザイグルで、さらに細かなストレスまで排除したのがザイグルプラスです。食材を焼く性能に違いはなく、火力も電気代も変わりません。
姉妹サイト